優しきゴッホ

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優しそうなゴッホです。
久しぶりに上野の東京都美術館に行きました。「ゴッホとゴーギャン展」。ピサロ、モネ、ロートレックもありましたが、一番気に入ったのがこれでした。

明るい色彩、軽やかな筆致。ちょっと見開いたような目線に親しみを感じて、思わず見入ってしまったのです。40点近くあるといわれる自画像の中で、おそらく最も気分よく、安定した精神状態で描かれたものと思います。ゴッホ34歳。耳切り事件のあとピストル自殺する3年前でした。

これを描いたあとゴーギャンとの共同生活に入り、そして分かれ、精神に異常をきたしながら次々と代表作を描き続けました。それにしてもなんと濃密な数年間。晩年に近づくにしたがって絵はますます色彩鮮やかに、クリアになっていくように感じます。

この「パイプと麦わら帽子の自画像」は、嵐の前の静けさなのかもしれません。もう一度、ゆっくり観てみたいな。 (ゆ)

 by フジグリーン・メグ
スリノキネット

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by megusurinoki-net | 2016-10-31 13:15 | コラム | Comments(1)  

Commented by desire_san at 2016-12-20 03:33
こんにちは、
このゴッホの肖像画には、ゴッホのころ優しさがよく洗割ていますね。私も「ゴッホとゴーギャン展」を見て、ゴッホにはいろいろな面があることを改めて感じました。ゴッホとゴーギャンの共同生活はふたりの天才画家が強烈な個性がぶつかり合う絵画の実験場だったのでしょうね。

私はゴッホとゴーギャンの共同生活が生み出した成果と共同生活の破たんの原因についてレポートしてみました。 そこからゴッホ絵画の凄さを改めて考察してみました。読んでいただけると嬉しいです。ご意見・ご感想などコメントをいただけると感謝いたします。

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