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木の葉踏む

畑を見たい、というので親を連れて林に来ました。
八十を二つ三つ越えましたが、孫やメグスリノキのゆくすえを案じながら、なんとかいたわりあって暮らしています。

日だまりは暖かく、落ち葉を踏む音が心地よく伝わってまいります。

主(あるじ)が来ると山が喜ぶ。それが口ぐせで、年末年始は毎年山に入り、木々の成長を眺めて歩くのが楽しみでした。今は足腰も弱り、病気もして衰えはだれも同じ。

人は年輪を重ねますと、おのずから気配を削いでゆくものなのでしょうか。カメラを向けたとき、二人の姿が林の中に溶けていくような気がしたのです。(Yu)


   ほろほろ酔うて木の葉ふる  (山頭火)


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by フジグリーン・メグ
スリノキネット

by megusurinoki-net | 2008-12-28 20:50 | メグスリノキ  

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