カテゴリ:メグスリノキ( 155 )

 

紅葉の終わり

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わずかに残る紅葉です。こんなのも風情があっていいのかも。
すっかり葉が落ちると、一年の納め。木々は眠りに入ります。ひっそり静寂に包まれるこれからのひと月が気に入って、ここに来るのが好きになりました。年をとったせいかなあ。

風のない小春日和の朝など、空気も澄んでいい気持ちです。シジュウカラやヤマガラのさえずりが聞こえると、つい立ち止まって見上げます。落ち葉を踏む音さえ邪魔になりそうで。

野鳥は小さいのがいいなあ。ヒガラやゴジュウカラもいそうだけれど、小生には識別出来ません。ツツピー ツツピー!を聞いていると心が洗われるようだし、敏捷極まる動きは木々の小枝によく似合う。

さあてデジカメも新調したことだし、冬の休日はあのさえずりを聞きながら、見事撮れるよう何回も通いますか。(ゆ)



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by megusurinoki-net | 2017-11-28 22:51 | メグスリノキ | Comments(0)  

雨中の植栽

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トンネルを抜けると、みぞれだった.....。
昨夜、本州を通過した台風22号は爆弾低気圧となって冬型の強風と雨をもたらした。

ここは新潟県南魚沼郡湯沢町三国にある本陣富沢家近くの畑地。気温6℃。降りしきる雨は冷たく、スコップを握る指がかじかむようだ。

親父にメグスリノキの紅葉を見せてやりたい、とのご注文で3mほどの苗木5本を栃木から載せてきた。積雪はゆうに2mは超えます、とのことで青竹3本を支柱に杭できっちり固定した。

虫の知らせというべきか、今回はシゲちゃんにも応援を頼んだ。つーちゃんの相棒で力持ち。案の定、ユンボが入っていけない狭い下り坂を、根巻きして3-40㎏はある苗木を独り涼しい顔で運んだ。

肥やしをたっぷりあげたので、根付けば2-3年で樹勢はぐんと増すでしょう。ここは標高も高く寒暖の差がありそうなので、鮮やかな紅葉が観られると思います。なのでご主人、いましばらくお待ちを! (ゆ)
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by megusurinoki-net | 2017-10-30 23:15 | メグスリノキ | Comments(0)  

ゆるゆる復帰

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あれから二カ月たつ。魔女はいつの間にか去ったけれど、ずいぶんダメージを残していった。右膝に力が入らず、脛に今もしびれが残っている。階段の上り下りが、ややしんどい。

医師の勧めでMRI検査を受けた。わずかに1カ所、ヘルニアが見つかった。それが神経を刺激し、痛みやしびれを起こしているという。「ひと月、服薬で様子を見ましょう。それでもしびれが残るようなら削りましょうね」。研修医ふうのお姉さんはサラリと言った。それから3週間たつけれど.....。

しかし怖がってばかりいられるか。雑草の伸びは待ったなしだ。草刈り機のエンジンをかけ、恐る恐る担ぐ。長靴に皮手、麦わら帽子を被ると、身体がしゃんとする。踏ん張らずにすむ平らな所を1時間ほど刈った。いけるじゃないか。しかし無理は禁物。雨も降ってきそうだし、このくらいにしておこう。

というわけで、おっかなびっくりの現場復帰となりました。これから徐々にペースを上げていきます。

行きつけの整骨院の先生は、こう言ってくれました。
「少しずつ、少しずつ良くなっていきますよ。ヘルニアは、いつの間にかへこんだり、ポロッと取れたりすることもありますから」

当面は、その言葉に期待してみるか。 (ゆ)

by フジグリーン・メグ
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by megusurinoki-net | 2017-08-31 00:01 | メグスリノキ | Comments(0)  

萌芽の勢い

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梅雨真っ盛り、蒸し暑さ120%の日々。人間はうなだれていても、草木はいま成長の最盛期を迎えます。
メグスリノキの、この萌芽はどうでしょう。春先に芽吹いた芽が、3ヵ月でこの勢い。産毛を残しているものの、柔らかい葉を広げ空に向かって50㎝は伸びています。

萌芽。草木の芽のもえ出ること、と辞書にあります。新しい物事が起こり始めること、そのきざし、とも。まったくその通り。こんな勢いでなくてもいい、僕たちもあやかりたいものです。

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この時期、畑にはいろんなのがいます。たった一匹、巣作りに飛び回る真っ赤なスズメバチ。この辺りで「目回り」と嫌がられる藪っ蚊。アオダイショウ、ヤマカガシ、たまにマムシも。いろんなのがいていい、と言うしかありません。そんなのと折り合いをつけて、メグスリノキを育てるのが僕たちの仕事です。

せっかくの肥やしを雑草に吸われないようにと、今日もお春さんは除草作業に精を出します。苗木の中のお春さん、分かりますか? マムシには気をつけて。 (ゆ)

by フジグリーン・メグ
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by megusurinoki-net | 2017-06-28 21:47 | メグスリノキ | Comments(0)  

発芽当たり年

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この春発芽したメグスリノキ1年生です。芽を出してからひと月たっているでしょうか。二枚葉を広げて、元気そうです。

これは播いた種ではありません。おそらく一昨年の晩秋、自然に落ちた種から発芽したもの。辺り一面、かなりの密度で芽を出しています。これほどの数で自然発芽するのは近年記憶にありません。

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発芽したばかりの苗の根は、まるでもやしのよう。20年来のベテラン、お春さんが慎重に掘り上げます。土を付けたまま、そっとポットに移し、その日のうちに苗床に移植してやります。

お春さんは半月も前から、発芽した苗を見つけては傍に目印の枝を立て、掘り上げる段取りを付けていました。午前中に掘り、午後は苗床に移植する。二人で2日がかりの仕事でした。乾燥しないよう、根元に落ち葉(これもメグスリノキ)を伏せてようやく終了。植え終わった苗床を振り返り、「見事だねぇ」とお春さんはつぶやきました。

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実生の苗木が育つ苗床です。1年生から3-4年生の幼木1200本ほどが育っています。周りはネットで囲ってあるので、イノシシにやられることはありません。さて秋までどれくらい大きくなるか、頼みますよ。 (ゆ)

by フジグリーン・メグ
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by megusurinoki-net | 2017-05-13 21:58 | メグスリノキ | Comments(0)  

繚乱たり

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芽吹きです。朝日に光る繊毛の中から、今年最初の葉を開こうとしています。
メグスリノキの最も美しく厳かな瞬間、と言っていいかもしれません。

よーし今年も頑張ってみっかぁ。
そんな気持ちにさせられるのも、この芽吹きのおかげでしょうか。

今年は幼老問わず、木々の根元に肥やしを一杯やりました。この辺りで言う「恩肥やし」。木々は手を加えれば正直に返してくれます。

たまたまか、今年はいい芽吹きが撮れました。なんかいいことあるかなぁ。 (ゆ)

 by フジグリーン・メグ
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by megusurinoki-net | 2017-04-17 00:05 | メグスリノキ | Comments(2)  

あっぱれの木

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驚くなかれ、これもメグスリノキです。
イノシシの被害がないか見回っていると、目にとまったので撮りました。

ここは樹齢20年を超える成木が多く、大人の背の高さに切って萌芽を待ち、数年後枝を剪定してチップにします。作業効率を上げるためです。こうして萌芽・成長・剪定を繰り返し、姿はこのように相成った次第です。

これは当農園ならではの深化型というべきか。萌芽の力、勢いがある証拠です。メグスリ茶の原料生産に最も貢献したことを示すこの樹形に、思わず頭が下がります。

この木は皆と同じ、もうすぐ新芽を膨らませ、初夏には目一杯葉を広げます。もう当分、傷めてはいけません。5年ー10年後、どんな姿になっているのか。静かに見守ってあげましょう。 (ゆ)

 by フジグリーン・メグ
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by megusurinoki-net | 2017-03-26 14:38 | メグスリノキ | Comments(0)  

出荷前

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子どもらが、なんか眠ってるみてえだ。お天道様が出始めたんで、ようやく眠りから覚めつつあるような。起きたらびっくりすべえ。いきなり掘り起こされて、身動き出来ねえくれえに並ばせられちまったんだもなあ。

しかし、素性はすこぶるいい。小さい頃から面倒みてきたおいらが言うんだから間違いねえ。肌といい枝ぶりといい、どこに出しても恥ずかしかねえ。おう、堂々と世間を渡っていきねえ。悪い虫には気を付けるんだぜ。

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というわけで、これは出荷前の苗木です。樹齢10年、平均樹高3m。310本。いろんな人たちが観に来ました。

姫路市御着城を中心に町興しを続けるHさん。大河ドラマ「軍師官兵衛」でメグスリノキが話題になった頃でした。ご自宅や「播磨灘物語」に出て来る広峯神社に、ここから贈った同年代の苗木が育っています。

埼玉県秩父市・慈眼寺のご住職。古来、目にゆかりのあるお寺で、地域の檀家・参拝の方々にメグスリノキのお茶を振る舞われてきたといいます。農園に来られたのを契機にお付き合いが始まりました。

幸い、この苗木の行き先は近く栃木県佐野市。芽吹く頃になったらご機嫌伺いに行くから、元気そうな葉を広げて待っててくれ。 (ゆ)

by フジグリーン・メグ
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by megusurinoki-net | 2017-02-26 16:28 | メグスリノキ | Comments(0)  

イノシシお断り

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ネットを二重に囲って壁を作りました。イノシシから苗木を守るためです。
当分はこれで安心ですが、油断は出来ません。ネットの下を掘り、そこから進入することもあるからです。

連中はもっぱら子連れ(集団)で行動します。枯れた大木の根元を掘り起こし、あるいは大きな石さえ転がして地中の虫を漁ります。冬眠中の蛇も餌食になるとか。凄まじい馬力、いやシシ力。

このあたりで被害が目立つようになったのは、ここ数年のこと。駆除も焼け石に水といったところか、殖えすぎて山の中だけでは餌が不足し、里の作物を荒らし始めたとみて間違いありません。深刻なのは、こうした事態の根本的な解決策が見出せないことです。

高齢化、後継者不足に加え、サル、シシ、クマの獣害に怯える山里。自然に包まれた優しく豊かな暮らしが続いていいはずなのに......。起死回生の一手はないのか。ああ、頭いてえ。(ゆ)

 by フジグリーン・メグ
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by megusurinoki-net | 2017-01-29 22:12 | メグスリノキ | Comments(0)  

玉三郎の総括

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この農園の主でござる。名は「とちぎの玉三郎」。なかなかの姿でござろう。歳は60を幾つか超えたか、自分でも分からぬ。樹高8mを超え、見晴らしは誠によい。

生まれは群馬・利根郡みなかみ町の山奥。青木沢といったか、そこの長(おさ)の一声でここに来た。小生を掘り包み、はろばろ120㎞、この地に移植したのは当農園の一代目ミノル爺。毎朝早くから働き小生の根元によく小便をしたが、肥やしもたっぷり吸わせてくれた。

交流は短かったが、青木沢の長とミノル爺は互いによく飲み、理解し、打ち解けた。その二人も鬼籍に入り6-7年たつ。今も天空で杯を交わしているだろうか。

今年も残すところ一日。瞬く間に過ぎたかと驚く一年であった。とにかくイノシシに悩まされた一年であった。作物は食い荒らされ、田の畦道は掘り蹴散らされた。虫も蛇も喰われた。このあたりでは夕方になると、子どもを外で遊ばせなくなった。冗談ではなく、このまま放置すれば農家は野菜を作らなくなる、そんな気がしてしまう。

それでも、農園には小生らの子や孫が元気に育っている。頼もしい限りだ。子や孫はネットで囲われ、イノシシから守られている。二代目のユウ、お春、つーちゃんが、何だかんだ頑張っている。ユウは春先、枝打ちの最中、ナタで親指の爪を落としちまったが、夏には草刈り機を回し始めた。お春は常に陰日向なく働き、子や孫はじめ農園のおっかさんだ。そしてつーちゃんは植え替えの名人。幼い子どもたちが立派に育つ環境をうまく作ってくれる。

小生がここに来て22年、我々はこれからも、ユウさんたちの役に立てると思っている。なんてったって黒田官兵衛以来の、目薬の木よ。ここで葉を広げ、精一杯の陽光を受け、年輪を重ねる。青木沢の長とミノル爺のご縁で、農園は二代目、三代目が育っている。

ユウさん、玉三郎はおめえと飲みてえんだ。 (ゆ)


by フジグリーン・メグ
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by megusurinoki-net | 2016-12-31 01:12 | メグスリノキ | Comments(0)