<   2009年 02月 ( 4 )   > この月の画像一覧

 

親分

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六カ所の農園でメグスリノキを育てていますが、どの農園にも古株の、それでいて勢いのいい親分肌の木が一本はあります。言わば「親分メグスリ」。

樹齢にそれほど差はないのに、畑の環境も同じなのに、人一倍元気良く、太くて威勢がいいのはどうしてなのか。人間にも肌の白いのや黒いの、でかいのや小さいの、丈夫なのやひ弱そうなのがいるように、木にもいろいろあるみたいです。

小生はその理由を、根の張り具合と害虫に対する抵抗力とみています。カエデ科の木にはカミキリムシという天敵がいて、たいていこれにやられて枯死する例が少なくありません。特に根元を食われますと、ひどいことになります。親分メグスリは、たぶん虫に強いのだと思います。ひょっとして虫も寄せつけない何かを発散していたりして。

写真は、この畑でも元気のいい木の根元です。ずいぶん踏ん張っていますよね。十年後は親分になっているかも。 (Yu)

      西吹けば東にたまる落ち葉かな  (蕪村)


    by フジグリーン・メグ
スリノキネット



  
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by megusurinoki-net | 2009-02-28 22:20 | メグスリノキ | Comments(0)  

里の春

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朝、窓を開けると雪。少し心が躍りました。
お昼近く、陽が射してきたので、これはいかんと畑に駆けて来ました。

このあたりでは、メグスリノキと雪の組み合わせはめったに撮れません。
枝に残る小雪をカメラに残しておきたいと思ったのです。

雪の木立を数枚撮り終え、さて帰ろうと山を見上げてはっとしました。
日差しを受けてかすむ白梅が目に入ったのです。
三分咲き、といったところでしょうか。開き始めた花の先に、いくつも蕾が膨らんでいます。
やっぱり梅は、白がいいなあ。

梅を見ていると人に会いたくなる。高見順だったか、こんな一文を思い出しました。
朝は雪でしたが、どうやら山里に春到来の気配です。(Yu)

    白梅や誰が昔より垣の外 (蕪村)

by フジグリーン・メグ
スリノキネット




    
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by megusurinoki-net | 2009-02-20 21:40 | メグスリノキ | Comments(0)  

紋様

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ポカポカ陽気に誘われて畑に降りてきました。陽がさんさんと降り注ぎ、もう春が来たかと勘違いしそうです。

前から気になっていたのですが、メグスリノキも、ある程度の樹齢に達しますと、樹皮に独特の紋様が出来上がります。この紋様がいつ、どのように生まれるのかは分かりませんが、斑点状のものや縞模様など、いろいろです。ただ、これまでの経験からは、10年に満たない幼木の肌に紋様を見たことはありません。

植物辞典をめくりますと、これは樹皮が枯死する過程で現れるものの一つ、でした。「形成層、細胞分裂、成長、内側、外側、皮相・・・・」と続きますが、樹皮に現れる紋様は、ひとつのデスマスクのようです。

人は樹種を、葉の色や形、樹皮で識別します。桜には桜の、シラカバにはシラカバの独特の紋様があります。樹皮は死んでも名を残す、ということでしょうか。頭が下がります。

ところで、写真の紋様はいかがでしょうか。器量はなかなかのもんでしょう? (Yu)

    冬がれや田舎娘のうつくしき  (子規)

by フジグリーン・メグ
スリノキネット

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by megusurinoki-net | 2009-02-15 16:40 | メグスリノキ | Comments(0)  

たんぽぽ一つ


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林に向かう小道に、タンポポを見つけました。日だまりに、たった一輪だけ。こんなのもめずらしいことです。ほんとにタンポポだよな。ようく見ましたが、やっぱりそうです。

這いつくばってタンポポの目線で撮りますと、メグスリノキの林はこんなふうです。空が開けて、普段のより、ずっと眺めがいいのに気がつきました。

春になれば頭花の上を蝶が舞い、アリや昆虫が右往左往します。タンポポの目にはそれがどんなふうに映るのでしょうか。小生たちの足の裏や軽トラの車輪も、迷惑がられていることでしょう。 (Yu)

    蒲公英(たんぽぽ)の忘れ花あり路の霜  (蕪村)

                              byフジグリーン・メグスリノキネット
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by megusurinoki-net | 2009-02-08 17:30 | メグスリノキ | Comments(0)