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お引っ越し

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発芽した実生の幼い苗をポットに取っています。この畑だけで、ざっと1000本はあるでしょうか。
芽が出始めてからひと月あまり。掘ってみますと地上茎も赤く固まり、もやしのようだった白い根の先に幾重にも毛根が出てきたようです。となれば実生苗の掘り頃です。雑草にやられないうちにポットに取り、ハウスで養生します。来春、霜柱が消える頃、たっぷり肥やしをやって再びこの畑にきちんと植えるんです。

こうして育てた幼木が近年は野ウサギにかじられ、えらく被害を受けています。30-40cmほどの苗木が、根元近くからまるで刃物で切られたようになくなっています。おかげで今春、足尾の植樹にメグスリノキを納めることができなかったのです。あぁ.....。

ウサギばかりか、ここにも去年あたりからシカやイノシシが下りてくるようになりました。何とかしなければなりませんが、何ともしようがありません。とりあえず今年は小さい苗木を植えた周りに防護ネットを張ったのです。今のところ目立った被害はありませんが、この先どうなることやら。

山に人の手が入らなくなって山は荒れ、野生動物と人家との境界は狭まる一方です。せめて畑の周りをきれいにし、人の気配、人の匂いを漂わせておくように努めますか。(Yu)

  人の声して山の青さよ (山頭火)

by フジグリーン・メグ
スリノキネット

 
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by megusurinoki-net | 2010-05-27 22:49 | メグスリノキ | Comments(0)  

樹皮

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空気が乾き、心地よい風が林を抜けていきます。毎年この季節になるとメグスリノキの樹皮を剥きます。鎌の先で切り込みを入れ、角から剥いていくのです。この時期、木々の活動は旺盛で根から水分をどんどん吸い上げていますので、ごらんのようにぺロりと剥けるんです。

ただし、剥く皮は周囲1/3にとどめます。ぐるりと剥くと、そこから先は枯れてしまうからです。むきだしになった木質部からは、ほんのり甘い香りが漂います。カナダのサトウカエデから摂れる樹液はメープルシロップで有名ですが、メグスリノキの樹液も甘いかもしれません。なにせ「日光メープル」とも言われるくらいですから。

この樹皮にはロドデンドロールという成分が含まれ、肝機能の働きを助けることが知られています。そのためか樹皮の注文が結構多く「脂肪肝だけどずいぶん良くなった」と、二度三度と注文を下さるお客もいます。樹皮を煮出しますと、それはきれいなワインレッドになるから不思議です。
肝臓は沈黙の臓器と言われます。お酒好きの貴方、ぜひ一度お試しあれ。(Yu)

 by フジグリーン・メグ
スリノキネット

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by megusurinoki-net | 2010-05-15 23:32 | メグスリノキ | Comments(0)  

蔵の街 鯉の棲む川

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ゴールデンウィークはとびきりのお天気で始まりました。ふと窓から小路を眺めますと、観光客らしきご夫婦が何組かチラシを手に川べりを過ぎていきます。高速道は混んでるし、アンキンタン(安い、近い、短い?)かぁ。というわけで今日は地元・栃木市のスポットを撮りました。

巴波川(うづまがわ)と塚田邸の蔵です。いつの頃からか鯉を放流し、水もきれいになりました。春が近づくとこいのぼり1200匹が風にそよぎ、お客を乗せて渡し舟がひねもすのたり川面を行ったり来たり。こんな土地柄か、とちぎにはのんびりした人が多いんです。

小学生の頃、毎日この道を通って学校に通いました。石を投げたり魚を追ったり。ここで釣りばかりして、全然学校に来ないやつもいたっけ。先生も別に何も言わなかった。のんびりした時代だったなぁ。

お近くの方は、一度お出かけください。メグスリノキのお茶も観光協会のお店でお求めになれます。(Yu)

  朧月どこまで川の長いやら (子規)

 by フジグリーン・メグ
スリノキネット

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by megusurinoki-net | 2010-05-02 12:23 | コラム | Comments(0)