<   2011年 02月 ( 4 )   > この月の画像一覧

 

好きな木

e0148806_15231810.jpg


今、一番気に入っている木です。ゆるやかなカーブ、人にたとえれば体の線でしょうか。リラックスの笑み、と小生には映るのです。シドニーオリンピック女子マラソンのスタート地点、高橋尚子が好きな音楽を聴きながら体をくねらせていた、あのカーブとダブるんです。

樹齢22年、亡き父が生家近くの林地に植えた木です。それから14年後、ゆえあって今の林に移植しました。肩の高さで切って植えたのですが、8年たってこんなに大きくなりました。元の幹と、そこから萌芽・成長した枝がお分かりと思います。10年たつと、この息子はどんな樹形になるんでしょう。

木はまことに正直です。器量のいい木、そうでない木といろいろですが、日当たり、土質、肥料、標高、そうして人の手入れによって育ちも全然違うものとつくづく感じます。精一杯お世話しますから、どうかお役に立って僕たち家族を食べさせてください。(Yu)

 あたたかなれば木かげ人かげ (山頭火)

by フジグリーン・メグ
スリノキネット

[PR]

by megusurinoki-net | 2011-02-26 16:41 | メグスリノキ | Comments(0)  

萌芽

e0148806_1654781.jpg


5年前、根元から切ったメグスリノキが萌芽して、今はこんなになりました。切った株がすべてこうなるわけではありませんが、すごい勢いです。コナラ、クヌギに優るとも劣らない萌芽力と、今は褒めてあげましょう。

これまでの経験ですとメグスリノキの萌芽は、切る時期、切る位置(根元からの高さ)そして木そのもの活力によっていろいろです。水はけの良い腐葉土の傾斜地に育ち、適度に陽光を浴び、虫に喰われず、近くに何本も仲間がいる。そんな木を晩秋の11月頃、小生の腰の高さで切りますと、翌春は驚くほどの赤い芽が吹き出します。そして5年もたつとこんなふうになるんですね。左の黄色いのはデジカメケースでございます。

それにしても、萌芽して太くなった木肌(枝肌)の色はきれいです。(Yu)



by フジグリーン・メグ
スリノキネット

[PR]

by megusurinoki-net | 2011-02-20 17:18 | メグスリノキ | Comments(0)  

静寂

e0148806_2152675.jpg

e0148806_21522533.jpg


ごらんのような雪景色です。こんなに積もったのは何年ぶりでしょう。いつも来ている農園ですが、今朝だけ景色がまるで変わっていました。雪は、音さえ包みこんでしまうのでしょうか。時折サラサラと、小雪が葉から滑り落ちる音がするだけ。風もなく、心地よい静けさにちょっぴり得した気持ちになりました。

積もったばかりの雪は柔らかく、ふんわりスニーカーにまとわりつくようです。小枝の雪も、息を吹きかけると飛んでしまいそうです。普段は空っ風に吹かれてばかりのメグスリノキですが、今朝ばかりは木肌を白く包まれて、ほどよいお湿りにホッとしていることでしょう。

帰り際、ふと振り返って眺めますと、木々がほんのり淡く色づいて見えました。春は、もうそこまで来ています。(Yu)

 君を待つ蛤鍋や春の雪 (子規)


by フジグリーン・メグ
スリノキネット

[PR]

by megusurinoki-net | 2011-02-12 22:50 | メグスリノキ | Comments(0)  

野辺の送り

e0148806_1530962.jpg


樹齢30年のメグスリノキを切りました。樹高12-3mはあったと思います。
倒れる瞬間は、木の潔さが伝わって感慨深いものがあります。

切り株はうっすら水を湛え、玉切りした幹からは涙の水が滴り落ちていました。
2トンほどになったでしょうか。これは夏まで寝かせて出荷します。お茶の原料として、どうかお役に立てますようにと、野辺の送りに愛用のナタを置きました。

木を切るということは、どこか罪の意識を覚えます。
安心して下さい。貴方たちの子どものいくばくかはこの春見事に発芽しますし、それは僕らが育てます。(Yu)

   斧入れて香に驚くや冬木立 (蕪村)


by フジグリーン・メグ
スリノキネット

[PR]

by megusurinoki-net | 2011-02-06 16:37 | メグスリノキ | Comments(0)