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花のあとに実がなって

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メグスリノキの種子が大きくなっています。
花が咲き終わる5月末頃は、ようく探さないと識別できなかったのが、今はこんなになりました。
これからどんどん成長し、お盆を過ぎる頃には熟し始めて、色も茶褐色に変わります。

カエデ科の種子は、みな二つずつ、ブーメランのような羽が付いています。風に乗って遠くまで運ばれる仕掛けになっているんですね。おっと、「ブーメラン」のたとえは失敗でした。それだと、風に乗って舞い戻ってしまいます。

10月の声を聞くと、種を採り始めます。ハチの巣に気を付けながら、3-4日かかって相当数を採ります。正確に数えたことはありませんが、万の単位であることは確かです。

これを苗床に蒔き、その上に乾燥を防ぐ堆肥を散らせば、あとは来春の発芽を期待するのみ。しかし、万の数の種を蒔いて、芽を出すのは2000本前後がこれまでの実績。これを多いとみるか、少ないとみるか。

そんなに焦らさんな、とお天道様はおっしゃっているかもしれません。(Yu)

    みちのくへ涼みに行くや下駄はいて  (子規)

 by フジグリーン・メグ
スリノキネット

by megusurinoki-net | 2009-07-20 15:36 | メグスリノキ  

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