天敵
2009年 08月 02日

今日はお祭り。なのに朝から雨模様です。
山すそは小雨に煙り、こんな日は野鳥のさえずりも聞こえてきません。
しばし畑の中を歩いていますと、いた、いました。あいつが。
ゴマダラカミキリ。これがメグスリノキの天敵です。今年伸びた枝をかじっています。
この天敵が厄介なのは、メグスリノキの成木の根元をかじり、そこに卵を産み付けるからです。10日から1週間で卵は幼虫にかえり、その幼虫は成虫になるまで2-3年、ずっと樹皮や木質部を食い荒らし続けます。
根元におがくずのような喰いカスがあれば、幼虫がいる証拠です。やや太い針金で虫の通った穴をさぐっていって、ブスリとやっつけます。虫は一匹とは限りません。いっぺんに4-5匹退治できる時もあります。
一本一本、おがくずが出ていないか、見て回るのさえ大変です。とても全部をやっつけられるはずもありません。年に30-40本は枯れてしまうでしょうか。こいつの天敵はキツツキ類らしいのですが、なかなかここにはやってきてくれません。
デジカメに撮って、さあてと叩き落としたら、フワリと飛ばれ、逃げられてしまった。野郎、今度会ったらただじゃおかねぇ。(Yu)
白露や茨の刺にひとつづつ (蕪村)
by megusurinoki-net | 2009-08-02 17:05 | メグスリノキ