森の仕事人
2010年 01月 10日
好天続き。穏やかな冬晴れは、山仕事にはもってこいです。
この冬、樹齢17-8年のメグスリノキを60本ほど切りました。重量にして約7トン。太い幹は半年寝かせて乾燥ー出荷しますが、枝は細かく刻んでチップにし、原料として備蓄します。
枝だけでも1-2トンあるでしょうか。機械で処理しやすいように1.5mほどに切って、束にします。一束10キロ程度、縛って積み上げますと、ピラミッドの山が幾つも出来上がっていきます。
山は静かです。鳥のさえずりと振り下ろすナタの音が交互に聞こえ、なぜかここだけ、時間がゆっくり流れているような気分です。これも陽気のせいなのでしょうか。
一人、ナタで枝を整理しているのは、つーちゃん。御歳72。ピラミッドの山は、すべてつーちゃんの仕業です。柏崎次男(ツギオ)さんといいますが、この辺りでは歳や性別に関係なく、みんな名前をチャン付けで呼び合います。
つーちゃんは山や畑仕事のことは何でも知っていて、伐採から枝の整理、イノシシやシカ対策まで、困った時はつい、つーちゃんに頼ってしまいます。
そんなことではいけません。早く小生も、つーちゃんの域に近づかなければ・・・・。それにしても地下足袋の似合うことよ。(Yu)
日ざかりのお地蔵さまの顔がにこにこ (山頭火)
by フジグリーン・メグ
スリノキネット
by megusurinoki-net | 2010-01-10 18:38 | メグスリノキ