気の長い話
2010年 09月 20日
メグスリノキの種採りです。今年は夏の暑さが異常だったせいか、種が熟すのが早いような気がします。あまりの暑さに、木々も疲れてしまったのかもしれません。もう休みたいよ、と。
数は例年並みです。半日も摘めば野菜ネットに一杯になりました(下写真)。毎年、このネットで4-5袋は採るでしょうか。しばらく水に漬けておいて、苗床を整え、早目に蒔くのです。
こんな作業を、もう13-4年続けています。発芽した幼い苗木のその後は、いろいろです。か細すぎて枯れてしまったり、根付いてようやく育ち始めたと思ったらモグラに掘り起こされたり野ウサギにかじられてしまったり。天敵のあいつの餌食になったり.....。一人前に大きくなって、請われて熊本や島根、群馬の山に植栽された連中もいました。その後どうしているのやら。
幼い苗木が人様のお役に立つようになるのに、10年はかかるでしょうか。なんとも気の長い話です。こんな仕事で食べていくのは大変ですが、続けてきて良かったなと思える日が来るように、なんとか頑張ってみるか。(Yu)
by フジグリーン・メグ
スリノキネット
by megusurinoki-net | 2010-09-20 22:31 | メグスリノキ