早春の儚い花
2012年 02月 26日

一人暮らしの母の家の庭先に、小さな花を見つけました。ひっそりと、落ち葉の陰に白い花を咲かせています。気付かなければ踏んでしまうところでした。
セツブンソウです。節分の頃に咲き始めることから、その名がついたそうな。いつからここに咲き始めたのでしょう。希少な種でマニアも多く、群生地も減り続けているといいます。
日蔭の傾斜地に短い間だけ、そっと咲くセツブンソウ。早春に花を咲かせ、あっという間に休眠に入るので、カタクリと同じ「スプリング・エフェメラル(春の儚い命)」のひとつと言われます。
なんと、花言葉は「拒絶」「人間嫌い」。人間だけが大騒ぎしたり、乱獲したりで、こんな花言葉になってしまったのか。こんなアップで撮っちゃって、ごめんなさい。 (Yu)
ゆく春や白き花見ゆ垣のひま (蕪村)
by フジグリーン・メグ
スリノキネット
by megusurinoki-net | 2012-02-26 14:30 | コラム