蠢動
2013年 03月 03日


そろそろ啓蟄。もう、あいつらは動き出しているかもしれない。
というわけで、春恵さんが虫取りをしています。
まず根元の周りをきれいにし、おがくずのような虫(ゴマダラカミキリ)の糞があれば、そのあたりを鎌の先で叩きますと、あいつのたどったルートが見つかります。
そこで愛用の針金でルートに沿ってほじくっていくと・・・・。いました、あいつの幼虫です(写真下)。おそらく去年産み付けられた卵から孵ったもの。こんな小さな幼虫にも、ずいぶんと喰われています。やれやれと思いきや、安心はできません。このくらいの木になると、3-4匹はいると思わなければなりません。
このゴマダラカミキリの幼虫一匹を獲るのと獲らないのでは、決定的な違いです。これを放っておけば幼虫はこの夏、人差し指ほどに大きくなって樹皮の周りを食い荒らし、せっかくここまで大きく育ったメグスリノキは枯死の危機にさらされます。
幼虫をすべて駆除するのは不可能です。木にも害虫に強いのとそうでないのとがあるみたいで、ひどく喰われてしまっても、どっこい踏ん張って大きくなった木もいます。どこにか、こいつをたちどころに掘り当てて食べてくれる野鳥はいないかなあ。 (Yu)
虫の屁を指して笑ひ仏哉 (一茶)
by フジグリーン・メグ
スリノキネット
by megusurinoki-net | 2013-03-03 14:49 | メグスリノキ