蛇の墓
2014年 06月 22日
メグスリノキ350本ほどが育つ畑。周りはイノシシやシカの侵入を防ぐネットで守られています。その中で草むしりをしていたとき、目の前で何かがズルッと動きました。ハッと見ると、マムシです。太く土色で、頭はネットに隠れたまま、じっと動きません。こちらも動かず、数十秒.....
「春恵さん、マムシだ。でかい石持ってきて」
首か腹か、そのあたりをスコップでグサリ。石でやっつけて、どっと汗をかきました。まさか、ここにいるとはなぁ。春恵さんも、しばし動揺を隠せず。
ここは里山、アオダイショウもヤマカガシもいます。出くわすとドキリと心臓によくありません。でも人が近づけば、大抵は向こうから逃げていきます。しかし、マムシだけはいけません。じっと、そこにいるからやばいんです。マムシに咬まれてひどい目にあった話を聞くと、とても他人事で済まされません。
考えてみれば、マムシも可哀そうか。毒ヘビに生まれたばっかりに、見つかるとやられてしまうんだもなぁ。つーちゃんによれば、太いのは雌で、雄は雌より細く長いそうです。
母ちゃん帰ってこねえなあと、父ちゃんマムシが探しにこなけりゃいいけど。 (ゆ)
by フジグリーン・メグ
スリノキネット
by megusurinoki-net | 2014-06-22 00:05 | コラム