おもさげながんす
2015年 12月 26日

朝早く、メグスリノキの林に来ました。暖冬のせいか、落ち葉に霜が降りていません。いつもならこの時期、日蔭は真っ白で、手もかじかむほどです。
原木を2トンほど出荷しなければならなくなったので、伐採する木を選定に来ました。間隔が狭くて窮屈そうな木、虫にやられて困っている木、陽が当たらずいじけている木....そんな木々の幹にテープを巻いて印をつける、いわゆる間伐。この辺りではそれを「おろぬく」と言います。
ここに若木を植えて20年。同じ環境、同じ肥料でも、大きく成長する木もあればそうでないのもあります。そうでない木々に印をつけて、年明け早々に伐採の予定です。
おもさげながんす、お許しえって下んせ。浅田次郎が綴る南部盛岡藩言葉に魅かれて、おろぬく木々に言いました。

この木は切らずにおこうと思いました。素状よく、肌よく、凛として天を向いています。強い木なのでしょう。みんなの分まで大きくなっておくれ。 (ゆ)
by フジグリーン・メグ
スリノキネット
by megusurinoki-net | 2015-12-26 16:23 | メグスリノキ