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今年の種は?

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梅雨の晴れ間。ふと見上げると種がたわわになっています。
これまでの経験からすると、あまり喜ばしいことではありません。なぜなら、雌雄にかかわらずメグスリノキは虫に食われて弱ってくると、どうも種をつけるのです。実際、種がなると勢いが悪くなり1-2年後に枯れてしまうことが多いのです。小生たちには、種は危険信号でした。

ですが、この木は威勢がよく、葉の色も大きさも勢いもよさそう。根元を見ても虫に食われている形跡はありません。じつに堂々として見えます。ひょっとして雌木かもしれません。

とすればこの種が熟す頃合いを見て取り蒔きすれば、来春はびっしり発芽したりして。これは楽しみが一つ出来たぞ。

本来なら、種はそんなには採れないはずです。標高の高い山ではゴマダラカミキリは生息できず、従ってこんなに種はならず、簡単に見たり採れたりはしません。種は、見つけることさえ貴重だったのです。

ところが今は、種が危険信号とは。なんだか複雑な気持ちです。 (ゆ)

by フジグリーン・メグ
スリノキネット

by megusurinoki-net | 2016-06-29 15:04 | メグスリノキ  

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