大草原の茅刈り
2008年 10月 26日
群馬県利根郡みなかみ町藤原字上ノ原。ここに「森林塾青水」のフィールドがあります。
坂東太郎・利根川の源流域、広さ21ha。ミズナラを中心とした広葉樹の森と、ススキ草原が広がるフィールドで、今年も息子と茅刈りに参加しました。
この草原で先人たちは茅(ススキ)を刈り、これを葺(ふ)いて茅葺き屋根に利用してきました。雪が解けた春先には野焼きをして、良質なススキの草原を雑草木から守ってきたのです。
標高1000m。今が紅葉のピークで、山々はまるで錦絵のよう。一年ぶりの茅刈りは、体が思い出すまでに時間がかかり、大変でした。まっすぐに伸びた茅を脇から抱えて刈り取り、これを集めて直径20㎝ほどの束にします。それを三束、ピラミッドのように縛り立てたものを、ボッチというそうです。普通の茅葺き屋根を葺くのに、なんと3000ボッチが必要とのこと。気の遠くなるような作業を、地元の人たちは共同で行い、暮らしを守ってきました。
教わりながらですが、やってみると、まことに重労働です。しかもまともなボッチさえ作れない、というのが正直なところでした。しかし、いい勉強になりました。ここでは「飲水思源」がモットーとのこと。文字通り、水を飲めば源を思うべし、ということです。
このイベントは老若男女何でもありで、本当に楽しく、心にストンと落ちました。わが息子も今回で三回目。ボッチづくりを教えてくれたおじさんたちの優しい笑顔は、なんとも表現のしようがありません。ぜひ、一度ご参加あれ。(Yu)
by フジグリーン・メグスリノキネット
坂東太郎・利根川の源流域、広さ21ha。ミズナラを中心とした広葉樹の森と、ススキ草原が広がるフィールドで、今年も息子と茅刈りに参加しました。
この草原で先人たちは茅(ススキ)を刈り、これを葺(ふ)いて茅葺き屋根に利用してきました。雪が解けた春先には野焼きをして、良質なススキの草原を雑草木から守ってきたのです。
標高1000m。今が紅葉のピークで、山々はまるで錦絵のよう。一年ぶりの茅刈りは、体が思い出すまでに時間がかかり、大変でした。まっすぐに伸びた茅を脇から抱えて刈り取り、これを集めて直径20㎝ほどの束にします。それを三束、ピラミッドのように縛り立てたものを、ボッチというそうです。普通の茅葺き屋根を葺くのに、なんと3000ボッチが必要とのこと。気の遠くなるような作業を、地元の人たちは共同で行い、暮らしを守ってきました。
教わりながらですが、やってみると、まことに重労働です。しかもまともなボッチさえ作れない、というのが正直なところでした。しかし、いい勉強になりました。ここでは「飲水思源」がモットーとのこと。文字通り、水を飲めば源を思うべし、ということです。
このイベントは老若男女何でもありで、本当に楽しく、心にストンと落ちました。わが息子も今回で三回目。ボッチづくりを教えてくれたおじさんたちの優しい笑顔は、なんとも表現のしようがありません。ぜひ、一度ご参加あれ。(Yu)
by フジグリーン・メグスリノキネット
by megusurinoki-net | 2008-10-26 15:16 | イベント