優しきゴッホ

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優しそうなゴッホです。
久しぶりに上野の東京都美術館に行きました。「ゴッホとゴーギャン展」。ピサロ、モネ、ロートレックもありましたが、一番気に入ったのがこれでした。

明るい色彩、軽やかな筆致。ちょっと見開いたような目線に親しみを感じて、思わず見入ってしまったのです。40点近くあるといわれる自画像の中で、おそらく最も気分よく、安定した精神状態で描かれたものと思います。ゴッホ34歳。耳切り事件のあとピストル自殺する3年前でした。

これを描いたあとゴーギャンとの共同生活に入り、そして分かれ、精神に異常をきたしながら次々と代表作を描き続けました。それにしてもなんと濃密な数年間。晩年に近づくにしたがって絵はますます色彩鮮やかに、クリアになっていくように感じます。

この「パイプと麦わら帽子の自画像」は、嵐の前の静けさなのかもしれません。もう一度、ゆっくり観てみたいな。 (ゆ)

 by フジグリーン・メグ
スリノキネット

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# by megusurinoki-net | 2016-10-31 13:15 | コラム | Comments(1)  

血液サラサラに

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メグスリノキが眼精疲労や肝機能改善に効果あり、ということはよく知られています。それ以外にも血液中のコレステロールや血圧を下げる効果も期待できると、ある大学の研究者に勧められて二つの成分の分析試験を依頼しました。

β-シトステロール、スコポレチンの2成分です。前者は血中のコレステロールを減少させる作用、後者は血管を拡張し柔らかくする働きがあるといわれます。収縮した血管が押し広げられることで血圧の上昇を緩和するというのです。

日本食品分析センターによる分析結果は上表のごとく。特にβ-シトステロールの30㎎/100gという数字はかなりの量と考えていいとのことです。

毎日、お茶代わりにメグスリノキ茶を飲んで血液サラサラ。となれば、お医者さんも真っ青です。(ゆ)

 by フジグリーン・メグ
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# by megusurinoki-net | 2016-09-27 16:20 | メグスリノキ | Comments(0)  

金魚湯おきん

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自宅から歩いて2-3分のところに、古い銭湯がある。金魚湯という。確か小学生の頃入った記憶があるので、半世紀を超えてなお続いている。今では懐かしい昭和の佇まい。それでも昼間から、風呂好きの常連が一人二人と暖簾をくぐって行く。

くそ暑い休日の昼下がり、久しぶりに金魚湯に行った。低い番台と木造りの脱衣場、大きな着替え篭。大鏡の向こうから聞こえてくるのはおばさんたちのデカい声。背に観音様を入れた兄さんもいて、そんな昔と変わらぬ風情になんだか嬉しくなった。

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湯は熱い。熱い湯に、うーっと唸りながら浸かる。ふと見ると、湯舟のわきには河童の若い女の石像。一目、胸の盛り上がりで若いと分かる。見上げていると、目の前の河童がこんなことを言った、とそんな気がした。

「風呂はつま先からへえるもんでござんす。波立てちゃあ、周りに迷惑がかかります。やせ我慢してぢっとへえって、来し方行く末を考える。それが熱い湯に浸かる作法でござんす」

なあるほど、これから河童姉御を「金魚湯おきん」と呼ばせてもらおう。
大汗をかき、さっぱりして通りに出る。おきん、また来るぜ。 (ゆ)

 by フジグリーン・メグ
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# by megusurinoki-net | 2016-08-29 16:13 | コラム | Comments(0)  

あめ薬師縁日

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埼玉県秩父市に来ました。日本百観音秩父札所十三番・慈眼寺。古来、目の守り本尊として有名で「め」と書かれた絵馬が奉納されています。本堂脇には樹齢40年を超えるメグスリノキが、お参りする人々を迎えるように枝を伸ばしています。

7月8日は年に一度の「あめ薬師縁日」。無病息災を願う大勢の市民が境内を訪れました。目の健康に御利益があるという薬師如来を産詣する縁日で、明治末期から伝わるといいます。夕方になると、本堂前には老若男女の長い列。お賽銭を入れたり「め」の絵馬を掲げたりして、静かに両手を合わせます。

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この日はメグスリノキエキスが入った「ぶっかき飴」が、凄い勢いで売れていきます。少しでも目が良くなるように、ということでしょうか。そうです、なにせ伝説の薬木・目薬の木のエキス入りですから。

目の守り本尊とメグスリノキのぶっかき飴。この「あめ薬師縁日」が地域の人々に支えられ、ずずずーっと盛り上がっていきますように。 (ゆ)

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# by megusurinoki-net | 2016-07-11 09:27 | メグスリノキ | Comments(0)  

今年の種は?

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梅雨の晴れ間。ふと見上げると種がたわわになっています。
これまでの経験からすると、あまり喜ばしいことではありません。なぜなら、雌雄にかかわらずメグスリノキは虫に食われて弱ってくると、どうも種をつけるのです。実際、種がなると勢いが悪くなり1-2年後に枯れてしまうことが多いのです。小生たちには、種は危険信号でした。

ですが、この木は威勢がよく、葉の色も大きさも勢いもよさそう。根元を見ても虫に食われている形跡はありません。じつに堂々として見えます。ひょっとして雌木かもしれません。

とすればこの種が熟す頃合いを見て取り蒔きすれば、来春はびっしり発芽したりして。これは楽しみが一つ出来たぞ。

本来なら、種はそんなには採れないはずです。標高の高い山ではゴマダラカミキリは生息できず、従ってこんなに種はならず、簡単に見たり採れたりはしません。種は、見つけることさえ貴重だったのです。

ところが今は、種が危険信号とは。なんだか複雑な気持ちです。 (ゆ)

by フジグリーン・メグ
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# by megusurinoki-net | 2016-06-29 15:04 | メグスリノキ | Comments(0)